感情のコントロールの仕方を見直しましょう

人間は、見たことや聞いたことに対してさまざまな感情を持ちます。
感情を持つことは人間の自然な行動です。
感情が豊かなことは、人間味があるということでもあります。

“自分の感情は、完全にコントロールできなければならない。
それが社会でうまくやっていくための成功哲学だ”
と思っている人は世の中に多いようですが、
心の中にわいてきた感情を、無理やり抑えつけることは
必ずしも正しい行いではありません。

李承憲氏が感情の取り扱いについて説明しています。

「感情とは『私』でなく、『私のもの』という、
つまり大きい海の波に過ぎないという事がわかれば、
私たちは感情という荒波に乗って遊ぶサーファーになれるでしょう。

また、感情に反応する私たちの脳に
いつも肯定的な感情が起きる事を経験させ、
肯定的な回路が作られるように鍛錬させれば、
皆さんは感情を創造することもできます」

李承憲氏は、感情を抑えたり無視したりするのではなく、
肯定的な感情を創造することを提唱しています。
今まで感情を抑圧してきた方には、この方法を
新たな成功哲学と捉えていただきたいですね。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏の希望の手紙より

愛する対象があるとき、脳は最適な状態にいることができます

愛するという行動は、人を活き活きと変える行動です。
恋人を愛するときばかりではありません。
家族や周りの人への愛情を持っているときや、
仕事や自分が属している地域社会のようなものが対象であるときでも
それは同じです。

愛すると、人の脳は自然に活き活きと動きはじめ、
あらゆる機能がフルに稼働します。
誰かを、あるいは何かを強く愛するという行動は、
最高の脳トレーニングでもあるのです。

李承憲氏が具体的に説明してくれています。

「対象が何であれ、愛するということは
対象に非常に集中している状態です。
集中すれば、脳回路が整備されながら、
脳の全体機能が活性化します」

心の底から愛せる対象を見つけることができれば、
脳はいつでも最適な状態にいることができます。
常に脳トレーニングを行っているようなものです。
李承憲氏の言葉を参考にして、
継続して愛することができる対象を見つけ出しましょう。
そうすれば、脳を活性化させることができます。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏の希望の手紙より

寝る前に、脳にひと言メッセージを送ってみましょう

人間の身体は、たくさんの可能性に満ちています。
私たちは、自分の身体をもっと活用することで、
生活を幸せにし、人生を充実させていくことができます。
何も過酷な健康法に挑んだり、難解な自己啓発の本を読んだりする必要はありません。
自己啓発のヒントは、人体に隠されています。

たとえば、人体の中でも特に重要な器官に、脳があります。
脳への接し方を改めるだけでも、毎日が幸せに満ちたものになります。

李承憲氏が簡潔に教えてくれています。

「寝床に入る前
皆さんの脳とちょっと言葉を交わして見てください。
“眠る間良いメッセージに力を込めてごらんなさい”

そうして朝、目覚めれば
頭が清くなって本当に気持ちが良いです」

人間が睡眠に入っている間も、脳は常に動いて
日中に目や耳を通して入ってきた情報を整理していますが、
寝る前に、脳にメッセージを送ることで、
脳の動きが活性化されることを、李承憲氏は教えてくれています。

脳が情報をよく整理してくれるよう、
毎晩ひと言脳に送ってみましょう。
毎朝を気持ちよく迎えることができ、
毎日の生活も楽しくなります。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏の希望の手紙より