青少年にアイデンティティ教育を

いじめ、自殺、校内暴力などの
ニュースが絶えません。

校内暴力の被害が低学年まで拡散し
都会でも田舎でも問題のない学校はないようです。

保護者が安心して子供を学校に送り出せない状況です。

政府は校内暴力が問題になるたびに
対策を強化するいう発表を繰り返します。

それでも、校内暴力が絶えないのは
どういうわけでしょうか?

私は青少年が正しいアイデンティティを
確立できていないからだと思います。

アイデンティティに混乱が生じると
人はたいていさまよい始めます。

私は誰なのか、何のために生きているのか、と
悩む機会と時間を与える必要があります。

勉強しろと責め立てる前に
自分が誰なのか、どう生きるべきか
自分のルーツを教えないといけません。

執着を手放す

人生は遊びながら生きていくものです。同じことなら、意味のある、良い遊びをしましょう。

本当によく遊ぶには、自分への執着から手放さないといけません。「自分」が生きていると、人の顔色をうかがい、自分の顔色もうかがって、まともに遊べません。

大変で、葛藤が生じるときは悩まずに「無」という一文字を思い浮かべてみましょう。

人生の意味

人生に意味はありません。ここでの「ない」とは、「ある」「ない」という状態を表す「ない」ではなく「絶対的な無」の世界です。

本当の無に気づけば、本当の宇宙の生命力を受け入れることができます。自分が完全に消えた時に、始まりも終わりもなく独りで存在する宇宙の大生命力が私たちに迫ってきます。

自ら「私はこんな人間だ」「私はこのように生きる」と決めてしまえば、人生が辛くなります。お金や名誉を得たい、権力も得たい、美しくなりたい、その美しさをいつまでも守りたい・・・。

でも、願う通りにならないので、様々な煩悩と妄想が生じます。