小さな私から大きな私へ~意識の拡張

私という存在は、考えによって
限りなく小さくもなり
限りなく大きくもなります。

意識の大きさが私の大きさを決めます。

小さな私から大きな私に
意識が拡張することを
悟りとも言います。

「大きな私」を悟れなければ
「小さな私」に閉じ込められます。

「小さな私」で生きていき
両親や自分のルーツへの敬意と誇りを失えば
人は簡単に罪の意識に陥ります。

一方、「大きな私」で生きていけば
理念、宗教、国家、民族に制限されることなく
それらを超え
人類と地球への愛があふれ
自分がどれほど偉大で神々しい存在なのか
分かるようになります。

地球経営

地球経営は総合人間学です。

地球の未来を思うとき
多くの人は人類を脅かす環境問題を真っ先に思い浮かべます。
しかし、環境問題も本質をよく見てみると
結局、変わらなければならないのは人間だと分かります。

人間が変わるためには、人生の根本的な目的が変わらないといけません。
成功中心の価値観が完成中心に変われば
物質的な金、名誉、権力よりも
精神的な人格完成や公益を追求するようになるのです。

それが弘益精神です。
地球経営は弘益精神に基づいた共存の哲学です。

地球経営は
自分と社会と人類全体が幸せになる未来を設計し
学問的な研究だけでなく
実践的な代案として皆でやっていこうという運動です。

地球市民として精神的価値を追求する人なら
誰でも地球経営者になれます。

地球を眺める

これまで地球を、映画やドラマ、
ドキュメンタリー、写真などで見てきましたが
想像によって地球を見ることができます。

目を閉じ、地球を想像してみましょう。

地球から離れた宇宙空間で地球を眺めています。

地球で暮らしている私たちがどんな風に見えますか?
平和で幸せに暮らしていますか?
それとも、争い合い対立して暮らしていますか?

幼い子供のように、けなし合いながら戦う姿に
誰もがやるせなさや憐れみを感じることでしょう。

地球にはそもそも国境はありませんでした。
国境は人間が作ったものです。
また、民族、国家、理念や思想も
人間が作ったものです。

人類にとって地球は共に成長し生きていく生活の基盤です。
民族や国家、理念と思想を超え
地球という価値を大事に思うとき、
人類に希望があります。