遠くから眺めると

(一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏の希望の手紙より)

遠くから見るというのは、どういうことでしょうか?
遠くから見る世界は、とても平和です。
遠くから見ると、すべてが一つです。

では、どうすれば遠くから
眺めることができるのでしょうか?

遠くから見るというのは
内面の場から見ることを意味します。

小さな考えや分別、観念
過度の疑いを手放せば
誰でも根源の場にて
平和で一つになった世界を見ることができます。

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地球市民になる

(一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏の希望の手紙より)

私たちが地球市民になるために
学んだり、準備しなければならないものは、特に何もありません。

必要なのは学ぶことではなく、直視することです。
これまで私たちが守ってきた物質中心の価値観が
もはや持続可能なものではないと直視し、
まるで体が成長して、これまで着ていた服を脱ぎ
新しい服を着るように
人間性を回復した新たな価値観を選択する勇気が必要です。

体が成長して新しい服を着るのは、自然なことです。
ピチピチで体に合わない服に執着するのは異常です。

地球市民になるのは何かを捨てることでもなければ
新たな何かになることでもありません。

地球市民になるのは
ただありのままの自分自身になることです。

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悟りが常識になる社会

(一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏の希望の手紙より)

悟りとは、「私は誰なのか」、
「私は何のために生まれてきたのか」を知ることです。

悟りは誰かが代わりにしてくれたり
させられてできることではありません。
ただ一人一人が
良心を基準として
自らの価値を選択し
創造しながら生きていくことです。

では、悟りが常識になる社会とは、
どんな社会でしょうか?

他人に優るために競争し
成功に向かって突っ走るのではなく
一人一人が自分の人生の目的を「人格の完成」に置き
仲良く暮らす社会ではないでしょうか?

金、権力、名誉で
他人を支配したり支配される人間関係ではなく
互いに尊重し思いやる温かな人間関係で結ばれた社会ではないでしょうか?

絶えず個人の利益を優先させ
欲望を満たそうとする利己的な心ではなく
「あなたと私」という共同体意識を優先し
持続可能な社会を作るために
共に模索し協力する社会ではないでしょうか?

人を人間らしく
日本を日本らしくする道は
悟りが常識になる社会を作っていくこと、
そこに答えがあります。

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