本当の自分

真の幸せと喜びは、今の真の自分を感じて実現する時にやってきます。本当の自分には過去も未来もありません。今があるのみです。その今が大きくなって過去や未来まで明るく豊かにすべきです。真の幸せと喜びは、大胆な心で人生のあらゆる困難を克服し、自らを育てていく大きな力になります。

本当の自分を感じて実現した人は、1杯のコーヒーを飲んでも、誰かと話をしても、取るに足らないことをしても、喜びに満ちています。誰かが自分の幸せの条件を満たしてくれれば嬉しくなるのではありません。胸の奥深くにある生命から響いてくる歓喜と喜びがあるからです。本当の自分を見出した人には存在そのものが喜びです。律呂が溶け込んでいます。

生命の振動の中で

すべての生命は、休まず動いています。
固い岩や物言わぬ山さえも
絶えず振動しているのです。

この世のすべての存在は、宇宙のリズムに合わせて
永遠のダンスを踊っています。

生命は絶え間ない振動を通して
自らを迎え入れ、祝福します。

私たちは、この振動によって
生命の真の姿を経験できます。

今、そっと目を閉じ
入っては出ていく息に
集中してみてください。

心が静かになれば
心臓の振動が感じられます。

そして、体に意識を置くと、その部位から
やさしく細かな振動が感じられます。

息を吸って、吐き出します。

生命の振動の中に入るとき
本当の穏やかさが得られます。
また、生命のありがたさが分かるようになります。

人生の完成形

(一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏の希望の手紙より)

人はいつか体という殻を脱ぎ
自然に戻っていきます。
自然に戻るには、自然を分かる必要があり
自然と一つにならなければなりません。
それが私たちの人生の完成形です。

人類が不幸になったのは
人間完成というものが何か分からず
教えてくれるところもないからです。

人間は完成するために地球に来ました。
地球は人間完成の修練場です。
そのため、困難があり、喜びがあり
悲しみがあるのです。
誰も代わりに解決してはくれません。

修練場に来たのは、誰しも同じです。
人間完成の修練場の中では
誰であっても例外はありません。
困難と悲しみと痛みが伴うのです。

最終的には死を迎えます。
皆、同じです。
道が分かる人と
道を知らずに生きる人がいるだけです。
人間に生まれたからには
人間であることを知り、
人間の価値を分かって生きるべきです。