私は今、幸せなのかな?

健康や職業、人間関係に
満足していようがいまいが、
忙しく過ぎ去る暮らしの表面下では
いつもこんな質問が身をすくめています。

私は今、幸せなのかな?
私はどこに向かっているんだろう?
人生の目的は?
いったいどんな意味があるんだろう?

あなたにこんな疑問の瞬間が訪れたとしても
決して恐れないでください。
自分の人生の根幹が揺らぎ、方向を見失い、
寂しさと虚しさが押し寄せるその瞬間がまさに
私たちの内でTAOへの渇望が呼び覚まされるときです。

人生を取り巻く根本的な問いを
自らに投げかけるときなのです。

一指李承憲著『TAO~自分さがしの旅』より

脳に希望という栄養剤を与えよう

年をとることについての態度を研究した
アイルランドのディアドリ・ロバートソン博士は、
次のように述べました。

「年をとることについてどう考え、
どんなことを話したり書いたりするかによって、
私たちの健康は直接的な影響を受ける。

人はみな年をとるが、もし私たちが
生涯、年をとることを否定的にとらえたとしたら、
それは精神的、肉体的、認知的な健康の測定結果に
現れるような有害な効果を残すことがある」

年齢が8歳であっても80歳であっても、
脳をもっとも強力に活性化する方法は、
脳が集中できる夢や希望をもつことです。

一指李承憲著『人生120年の選択』より

「よくやった!」

「虎は死して皮を留め、人は死して名を残す」
ということわざがあるように、
多くの人は自分の存在や価値を認められたいという
認定の欲求があります。

若いころに絶えず成功のために努力した人が
年をとると権力や名誉に執着するのも
認定の欲求のせいです。

権力や名誉への執着を解消するためには
自分の認定の欲求を直視できなければなりません。

他の人や社会、外部から
認められることにしがみつくのではなく、
自分自身を認める方法を学ぶ必要があります。

何より大きな認定は、自分の魂、
良心が自分を認めることです。

内面の満ち足りた感じとともに
「よくやった!」という声が
聞こえてきたら、それが最高の称賛です。

一指 李承憲(イ・スンホン)