人生に意味はありません。ここでの「ない」とは、「ある」「ない」という状態を表す「ない」ではなく「絶対的な無」の世界です。
本当の無に気づけば、本当の宇宙の生命力を受け入れることができます。自分が完全に消えた時に、始まりも終わりもなく独りで存在する宇宙の大生命力が私たちに迫ってきます。
自ら「私はこんな人間だ」「私はこのように生きる」と決めてしまえば、人生が辛くなります。お金や名誉を得たい、権力も得たい、美しくなりたい、その美しさをいつまでも守りたい・・・。
でも、願う通りにならないので、様々な煩悩と妄想が生じます。