105歳の挑戦

今年の初めに、新鮮な衝撃を受けた
1枚の写真がありました。
105歳のロベール・マルシャンさんの
自転車競技への挑戦です。

彼はフランスのパリ郊外の国立競技場で
1時間で22.547キロを走り
105歳以上の世界記録を打ち立てました。

競技を終えたマルシャンさんは
「記録を破るために来たのではない。
105歳でもまだ自転車に乗れることを証明したい」
と話し、観客から喝采を浴びました。

彼が自転車競技を始めたのは
68歳のときだそうです。

マルシャンさんは脳をよく活用したのです。
もし彼が60歳くらいで「もう十分生きた。
何かを始めるには遅い。
これからは、何もせずのんびり過ごそう」と思えば
脳が気づいて老化の準備をしたでしょう。

あなたの脳は消えないブラックボックスです。
脳は、自分が考えていることをすべて聞いています。
寝ているときに見た夢までも認識しています。
だから、脳にどんな情報を与えるのかが大事です。

鮭の遡上

日本ベンジャミン人間性英才学校で
生徒たちは「A dream year~夢の1年」を過ごします。

A dream yearは、鮭が川を遡るときに必要な
ヒレの力を回復する期間です。

子供たちには、もともと
川を遡る力がありました。

現実に疲れて、ヒレが傷ついているだけなのです。
1年間休んでヒレが元気になると
いつでも川を遡ることができます。

子供たちに、時間と機会が必要です。

誰かにさせられたり
人のものさしを基準にするのではなく
自分の時間を自分で計画し
飛び込んでチャレンジし、
そのプロセスで学ぶ経験が必要です。

自分の成長ストーリーを持っている子は
どんな環境の変化にも適応できます。

さらには、脳を活用し、
自分の環境をデザインできる子に成長していきます。

自分に投げかける問い

忙しく過ぎ去る日々、
しばし立ち止まり、
自分自身に真剣に問いかけてみましょう。

自分は何者なのか?
なぜ生きるのか?
繰り返し自分に問いかけてみてください。

私は誰?
私は誰?
私は誰?

心の中から様々な考えや思いが
湧き上がってくると思います。

それなりに答えが出てくるのですが
その答えに簡単に満足するのではなく
続けて問いかけてみるのです。

この問いには、正解はありません。
一人ひとりの悟りがあるだけです。

その問いに答える内容が大事なのではなく
どれほど没頭して自らに問いかけ
どれほど激しくその問いに立ち向かうのかが大事です。