鮭の遡上

日本ベンジャミン人間性英才学校で
生徒たちは「A dream year~夢の1年」を過ごします。

A dream yearは、鮭が川を遡るときに必要な
ヒレの力を回復する期間です。

子供たちには、もともと
川を遡る力がありました。

現実に疲れて、ヒレが傷ついているだけなのです。
1年間休んでヒレが元気になると
いつでも川を遡ることができます。

子供たちに、時間と機会が必要です。

誰かにさせられたり
人のものさしを基準にするのではなく
自分の時間を自分で計画し
飛び込んでチャレンジし、
そのプロセスで学ぶ経験が必要です。

自分の成長ストーリーを持っている子は
どんな環境の変化にも適応できます。

さらには、脳を活用し、
自分の環境をデザインできる子に成長していきます。

自分に投げかける問い

忙しく過ぎ去る日々、
しばし立ち止まり、
自分自身に真剣に問いかけてみましょう。

自分は何者なのか?
なぜ生きるのか?
繰り返し自分に問いかけてみてください。

私は誰?
私は誰?
私は誰?

心の中から様々な考えや思いが
湧き上がってくると思います。

それなりに答えが出てくるのですが
その答えに簡単に満足するのではなく
続けて問いかけてみるのです。

この問いには、正解はありません。
一人ひとりの悟りがあるだけです。

その問いに答える内容が大事なのではなく
どれほど没頭して自らに問いかけ
どれほど激しくその問いに立ち向かうのかが大事です。

脳の主に成長する機会

成績が悪いと親に愛されないという考えは
子供をとても脅かす情報です。

人間は、最も基本的な欲求である生理的な欲求と
安全の欲求が満たされてこそ
褒められ、認められようとする
より高いレベルの欲求が起こります。

子供たちの内面には
親が競争をさせなくても
誰でも今の状態に満足せず、
発展しようとする成長の欲求と
自己実現の欲求が潜んでいます。

このような自然な欲求が
健全な状態でほとばしり出るように
親は、待ってあげたり
様々な機会を提供してあげる必要があります。

勉強ができないからと、
遊ばせないようにするのではなく
歌でも、ダンスでも、運動でも、何でも
楽しくできることをさせてあげましょう。

現在の教育の現実は、過度の点取り競争によって
子供たちが自分の脳の主に成長する機会を奪っています。

あなたがまず、お子さんに
脳の主に成長する機会を与えてあげませんか?