青年よ、自分の人生を生きよう

今の時代の厳しい現実に閉じ込められ
道を探す青年たちに
メンターを名乗り出て
道を案内しようとする人がいます。

メンターが示す解決策の共通点は
「世間が要求する基準に自分の人生を合わせるのではなく
自分自身の人生を生きなさい」ということです。
これは、創造的な人生を生きるとも言えます。

青年が、自分自身の人生を生きるというのは
漠然としていて、なおかつ勇気のいる選択です。

それがどんなものなのか
どうずれば、そうできるのか
そのような人生の目標とは、
いったい何なのか分からないからです。

分からないまま一歩を踏み出すのが
本来、青年の道です。

分からないまま、一歩一歩踏み出しているうちに
自分が何者なのか分かる瞬間がやってきて
自分自身を信じる感覚も大きくなります。
自分自身を信じて進む道が「私の道」です。

このとき、自分が信じる「私」は
感情に染まっている私ではなく
感情を眺める私、
欲望に浮かれる私ではなく
欲望の根を観察する私です。
それがオルから出た自我です。

成長のためのステップ

人生には辛いときもあれば苦しいときもあります。
そんなときは誰しも夢をあきらめてしまいたいという
誘惑にかられるものです。
試練を避けて回り道をすれば、苦痛はさらに大きくなり
結局、環境や自分の限界にひざまずくことになります。
試練は魂の成長のためのステップです。
試練を克服すれば、危機は人生の新たな機会となります。
困難を避けずに堂々とぶつかれば
問題を克服できる勇気と知恵が湧いてきます。
大変なときは、自分の肩をポンと叩き
「大丈夫」「君はできる」と声をかけてあげましょう。
私たちの魂は、他の誰かではなく
あなた自身の慰めに大きな力を得るのです。

「良い脳」「悪い脳」はない

人間の脳には「良い脳」や「悪い脳」はありません。

子供の成績が良ければ良い脳で
成績が悪ければ悪い脳なのではありません。

人間の脳は完璧です。
脳は、人間、国籍、男女、貧富の差に関わらず
誰しも皆、平等です。

脳はすべてを超越して公平で平等です。
問題は脳の主である使用者が
どんな風に使うかです。

良い情報をたくさん受け入れ
良いことにたくさん使うようになれば
脳は良くなるのです。