自分自身と親しくなる

忙しく複雑な社会の中で生活していると、
自分が誰なのかも忘れ
周りの環境に意識を奪われ
自分に集中できないことが多くあります。

問題は、自分を意識できないと
自分自身とも距離ができることです。

自分に集中して体の状態を観察する訓練、
これが瞑想です。

一般に、静かに目を閉じてするのが
瞑想だと思われています。
しかし、静かに目を閉じていると
雑念が沸いてきます。

そんなとき、自分に語りかけてみてください。
自分のことが分かるとき、あらゆる開拓ができます。
すべての答えとカギが体の中にあります。

わずか5分でも自分自身に集中すれば
体にある驚異の機能が回復します。
失われていた体の自然知能が目覚めます。

自然知能を回復することで
私たちは創造力、感性、共感能力を発揮します。

脳の特別な機能~省察と創造

人類の脳には特別な2つの機能があります。
1つは「省察」、もう1つは「創造」です。
省察の機能を通して得るものは
自分とは誰なのかを知る悟りであり
創造の機能を通して得るものは
創造主としての喜びです。

これまでは創造の機能が
主に発揮されました。
省察の機能がバランスよく、十分に発揮されず
創造とはいえ、自分が何をしているのか分からない
無意識で無責任な創造が
人類の典型的な創造パターンでした。

人間の利便と欲望のために作った
多くの創造物がますます地球と地球上の生命体、
そして、私たち自身を脅かすようになりました。
これは他のすべての生命体と地球そのものに
驚異的なストレスを与えています。

人工知能、
モノのインターネット(Internet of Things、IoT)、
ビッグデータなど、第4次産業革命を率いる技術も
人類が脳内の省察機能を発揮して
人間性を回復すると選択していなければ
さらに大きなストレスや不幸になります。

持続可能な地球と人類の健康で明るい未来への
答えは、私たちの脳の中にあります。
省察を通して人間性を回復する真の教育が
必要な時なのです。

希望を抱く方法

私が大学入試に2回も失敗し
思い悩んでいた頃のことです。

小雨が降るある朝、
なんとなく家の前を歩いていました。
すると急に走り出したくなりました。

雨にあたりながら、1時間ほど走ると
気分が良くなりました。

そして、翌日も走り
翌々日も走りました。

1年間、雨が降っても雪が降っても
毎朝、走り続け
私自身に新たな希望を抱けるようになりました。